07/30為替と今後の景気動向 中国株反発。円安の流れが再来
中国株が回復すれば反発。トレーダーの多くがそう思っていたからこそ大きな反発となっているわけですね。本日はこの流れは続くものだと考えます。上海総合の株価が回復傾向を見せたのはやはり大きいでしょう。投資家が戻したのか、政府が干渉したのかはわかりませんが、円安傾向のの流れになったのは日経平均、更には欧米の株価が戻ったからであるとも考えられます。
覚えておかなければいけないのは要因として中国株が回復したから円安になりましたが、それには過程があると言うことです。先に欧米株や日経平均が回復して、その後に円安になる。他国の株価に影響を受けたように思えますが、実際は日本の株価も下がっています。段階を踏んでしっかりと考えてみると流れが見えてきます。
中国株の激しい値動きの要因は?
※画像はYAHOOファイナンスのチャートを利用させて頂いております。
世界の経済を混乱に陥れる中国株ですがその要因はどこにあるのかを考えてみたいと思います。値動きの要因として考えられるのは下げが止まら無い事が多い印象が強いと思われる方も多いでしょう。基本的に中国株を買っているのは中国国民が多いというのが挙げられます。大量に買う人がそんなにいるのか?中国の株売買は信用取引を利用している場合が非常に多いのです。
信用取引はご存知の方も多いと思いますがレバレッジと同じ取引の仕方ですね。下がった際に証拠金を入れていかなければいけないですが、それが出来ずに売却されどんどん値が下がる。考えてみれば当然のことですが中国の株式市場はこうして成長してきているのです。
上がる際に考えられるのは自然な反発ももちろん大いにあるでしょうが、疑ってかかりたいのは政府による介入です。先日もそうだったように直接的な介入を行っている可能性が否定できません。
自然に維持することができない市場こそ危ないものがないわけで、リスクに敏感なトレーダーが見逃すはずがありません。まだ見放されたと言うわけではないですが、いずれそんな日が来るのかもしれませんね。あくまで諸説あるうちの一つであることはご理解ください。
今日の為替予測
朝から見応えのあるドル高/円安相場が続いていましたが午後からは頭打ちの可能性が出ています。指標発表前という事もありもみ合いになるのではないかと考えられます。もちろんドルが上がった事による売りも考えられるのでずっと円安のわかりやすいトレンドが続くわけではないと考えておきましょう。
リスクを回避するなら指標の発表まで様子見。まだ狙えると考えるなら、円安のトレンドを信じてみるのもいいかもしれません。しかしながら注視しておきたいのはやはり中国の株価です。もうお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、暴落はまだ起きる可能性があります。値が戻ってきた頃には要注意だと思っておきましょう!