08/28為替と今後の景気動向 株安がついに歯止めか
上海総合が大きく株価を回復させました。一旦株安が収まったと考えるべきでしょう。株安が収まった要因として、米の株価があがったからという理由があるようです。仕方のないことではありますが、自国の影響よりも他国の影響をより受けてしまうのは残念なものがあります。明らかにアメリカの株高が影響しているので、未だにリスクは考えておいたほうがいいでしょう。
今回の中国株下げからの上海総合の高値は中国の政策がよかったのではなく、アメリカ株高に影響された一時的なものと考えてもいいのではないでしょうか。リスクはまだ消えたわけではないのを覚えておきましょう。
中国の株価下落への対策はよかったのか?
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
株価を買い支えるという直接的な手法をとったのが、中国政府なのですが、以前日本もバブルがはじけた時に介入等を行ってなんとか値崩れを止めようとしましたが無駄に終わりました。よくよく考えてみれば、この対応はよく似ていると言えないこともありません。状況的にはまだ7%近い経済成長を行っていると考えると、国土、人口共に考えて、末恐ろしい可能性がある国家ではあるとは思いますが上手く利用できないと意味をなさないものになります。
しかしながら中国の都市部の市民権を持つ国民は全人口の一割近くの人に限られていて、富裕層も集中しているのです。格差が広がりつつあるのはご存知かもしれませんが、中国は社会主義国家であることを忘れがちな方も多いですが、そういった国で起こる格差の重大さを知らなくてはいけないのではないでしょうか。
勿論様々な国のスタイルがあるので国家元首が認めればそれがその国の政治体制になります。なかなか先行きは不安なように感じますが折角の株価回復。その後の動きに注目しましょう。
今日の為替予測
昨日の米指標後の動きについていけなかったのが残念で仕方ありません。しばらくは上値が重いと思っていただけに株価の回復には驚きが隠せません。実態経済がついてこなくても外部環境で株価が回復する。アメリカ経済に救われた形となったのではないでしょうか。日経平均の方も19200円台まで戻ってきています。中国を起因としないため少し動きはおとなしい印象がありますね。
難しい相場ではありますが、円安傾向なのは間違いありません。簡単な相場というのはなかなかないものですが、狙い易い相場ではあるので中国の情報に注意しながらチャンスで投資をしてみてはいかがでしょうか。