07/17為替と今後の景気の動向 米ドル利上げ期待のドル高
全面的にドル高になっているのはやはり利上げの期待によるものでしょう。直近の指標もよく利上げをする体制は整ったと感じている投資家も多いのかもしれませんね。しかしながら、慎重派と言われているイエレン議長の決断として安全圏になってからの利上げも考えられるのではないでしょうか。
落ち着いてはきましたが、中国、そしてギリシャが巻き起こした不安定な株価、そして為替とマイナスになる部分も非常に多かったと考えられます。
利上げの時期は?
ギリシャの情勢が好転した事で米の株式市場も先日から反転。原油価格の下落もありましたが、ナスダックに至っては最高値を更新と株式市場の好転が目に止まります。
更に、それがわかるのがユーロ/ドルです。ギリシャのデフォルト回避、ユーロ件離脱回避と当事者であるユーロも安値をつけて、ユーロ安/ドル高の流れが続いています。
※画像はYAHOOファイナンス様のものを利用させて頂いております。
円安の要因こそ少ないですが、ドル高の傾向が非常に強いこともあり日本市場でもこの流れを引継ぐことになりそうです。こうなってくると気になるのが米の利上げの時期となります。以前から有力視されているのは9月となっていますが、それよりも早く利上げに踏み切る可能性も十分にあるので情報をしっかりと集めておきましょう。
ギリシャの問題だけでなく中国株安についても、政府の介入で一時的にではないかと考えられますが、株高という形になっています。ですが買い戻しているのは中国国内の投資家ではないかとも考えられているので、依然として危うさの残る部分です。リスクとなり得る所はしっかりとチェックしておきましょう。
今日の為替予測
124円台の米ドル/円ですが、傾向としては依然としてドル高/円安と考えてもいいでしょう。日経平均は上がりきっていませんが、連休前と言うこともあり買い控えが起こっている事も値があまり上がらない一因ではないかと考えられるので、下値自体は固いのではないかと予測します。
ギリシャ問題が先送りと言う形ではありますが、一応の解決を見せたことがドル高につながっているだけに、ユーロ/ドルを狙ってみるのもいいかもしれません。ユーロ安/ドル高の流れが昨日は昨日は起こりましたが、その流れを継続する可能性も高いです。
夜にはアメリカ重要指標、消費者物価指数(CPI) [前月比]などの発表があります。複数の狙い目がありますがどこを優先するかは大きなポイントになりそうです。
狙い所は多い相場となる事になることは間違いはないでしょうが、連休前と言うこともあり手堅い相場になる可能性も捨て切れません。狙い所ははっきりしています。状況をしっかりと判断して取引を行いましょう!