05/11 為替と今後の景気の動向 ギリシャのリスクが再熱
ギリシャリスクもそろそろ火が消えるかなと思っていた所に、またギリシャの話題が、大きな動きがありそうでないのがユーロですが話題になるたびに為替価格、ユーロの価格は変動しています。ギリシャ政府が改革計画公表しましたが、それに対して2015年成長率を再度引き下げたのが欧州委員会です。ここが非常に大きく2015年度は2.5%の成長率としていましたが、わずか0.5%になりました。
米の雇用統計とギリシャのリスク
米雇用統計は良くはありませんでしたが前回ほど悪いということもありませんでした。ですがいい結果というものが最近少なく感じる米国に対して不安に思う投資家が多いのか、リスク回避の円買いもちらほらと見られる状況です。全体的に米ドル/円は119円台後半で底固くなっている状況ではあるのですが、一つのリスクで簡単に崩壊するかもしれません。
リスクは考えておいて損はないのです。そして、一番のリスクは再熱してきたギリシャのリスクでしょう。もしもギリシャが破綻となれば、サブプライム危機以上の経済恐慌が訪れる可能性も高く、考えたくもない未来でもあります。ですが、現実的に考えてギリシャの単独での経済回復は不可能でユーロ、その中でもドイツにその命運が握られていると言っても過言ではありません。
ユーロ圏の動きには今後も十分な注意が必要でしょう。
今日の為替予測
※チャート画像等はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
今日の米ドル/円は119円後半が底値と考えてもいいかもしれません。重要な指標はなく日経平均、米株価共に復調し底は固いと思っていいでしょう。注意すべき点はユーロの動きで、今日からの時限爆弾と考えていいかもしれません。いつ爆発するかわからない、むしろ爆発するかどうかもわからないリスクに気を使いながら取引をするの神経を使うかもしれませんが今日投資をするのなら必要です。
それだけギリシャのリスクは大きくなりつつあります。米ドル/円で予測をするとするなら119円後半から120円台前半までの若干の円安傾向で揉み合いです。小さなトレンドの繰り返しになるかと予測はしますが、リスク回避の動きも出つつあるので情報を集めつつ臨機応変に対応したほうがいいでしょう。