03/18 為替と今後の景気の動向 FOMC控えた様子見
指標発表を控えた為替市場では非常に多いのが様子見です。もちろんこれは重要なことで投資をする上で様子見は絶対に必要なものですが、特にヨーロッパ市場、アメリカ市場を控えた日本の為替市場では多い印象です。
大きな相場、重要な指標になるほど様子見は多く、為替は小刻みに上下します。こういった時には株価をあてにしたいと考えるのですが、株価の値動きが激しく予測するのは非常に難しい。そうなるとまた様子見の動きが強まるわけです。
FOMCの結果公表はそれだけ重要な指標
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
逆に考えるとFOMCの結果公表がそれだけ重要な指標であると考えてもいいでしょう。重要な指標ではありますが、あくまで内容によってはと言うことになります。いい指標値が出るには出るのですが悪い指標値も出てしまい、良い結果が継続いていないのが今のアメリカの指標です。
注目しておきたいところとして利上げ時期をめぐっての政策見通しの変更です。ドル売りが加速するような発言、例えば急激なドル高に対する牽制として「文言の削除が6月の利上げには関係がない」と言ったような発言があった場合はドル売りが急加速する可能性があり狙う方にとってはいい狙い目と判断されるかもしれません。ドル買いの見込みがあるのは、毎回のようにFOMCの公表の際に書かれている「辛抱強く」が撤回されるかどうかにかかってきます。
今日の為替の狙い目は?
上記でも少し触れましたが、注目するべきは、イエレン議長の定例記者会見、そしてFOMC( 米連邦公開市場委員会)の結果公表ということになりそうです。急激なドル高に対する牽制として、「文言の削除が6月の利上げには関係がない」と言ったような発言があった場合はドル売り、ドル買いの見込みがあるのは、いつもFOMCの公表の際に書かれている「辛抱強く」が撤回されるかどうかになりそうです。もちろんその他要人の発言などにも注意は必要ですが、現状では指標発表までは様子見と思っていいでしょう。