03/13 為替と今後の景気の動向 指標は予測を下回る
2月の小売売上高が市場予想を下回ったのは情報を集めていた方ならお分かりかもしれませんね。狙っていなかった方もチャートの動きを見れば一目瞭然かもしれませんね。ドル売りの流れは予想以上に少なかったと感じます。
ドルの強さが際立ったか?
今のドルの勢いを感じたのは、指標発表後に円が買われてドルが安くなった後にしっかりと反発もあったからです。このあたりにドルの強さを感じますが油断は禁物です。日経平均も高値となっていて底が固いと思われがちですが、油断すると一気に値が変わるということもあり得るので注意しておきましょう。
もっとも先週末の雇用統計後から米株価は調整が入っているようです。直近の指標時の推移をみていくとおもしろいのは、経済指標が悪いと株が買われ、いいと売られる傾向があります。これは政策金利と密接に関係していて、指標がいいと利上げに繋がることも予想され売られることが多いようです。
ユーロは落ち着きを見せそう?
ギリシャ関連でユーロも未だにはっきりとしません。ユーロ脱退の危険性はあるにはありますが、極めて低い可能性と考えてもいいでしょう。頭の片隅においておく必要はあると思うのですが、援助を受けないという選択肢は考えられませんしが、周辺国のことも考えるとロシアがという懸念も考えられます。
欧州と欧米とロシアとの対立はウクライナの問題もあり徐々に緊張していっているので、可能性の一つとして頭の中にいれておくのもいいのではないでしょうか。もちろん非常に薄い可能性ではあるのですが。
今日の為替予測
昨日の指標があらわしているように、一時的に円高という流れになる場面はあるでしょうが、それでも若干の円安で進むと考えています。120円代を抜けレンジが変わったと考えていいのではないでしょうか。直近の米指標が悪かっただけに底が固いとは言いがたいですが、ドルが強いのも事実です。