02/13 為替と今後の景気の動向 円急騰後119円台の重石
昨日とは打って変わって朝から楽観視ができない状況になっています。ドル/円は特に売りにしても買いにしてもどちらにも動く可能性があり非常にトレードに入りにくい状況です。昨日は日銀関係者が「円安に経済回復の効力がない」と言ったか言わないかの微妙なラインでのニュースで30分間で2円近く円高に進みました。スイスフラン暴騰時よりは影響は小さくはありますが、主要通貨と呼ばれて入る分動いた為替は多いのではないでしょうか。
ドル/円の不安定感は強い
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております
昨日の米小売の経済指標こそ振るわなかったものの、今日の欧米は株高でし、日経平均も高い株価を守っています。それを考えると若干の円安で日中は進むと考えられます。まだドルはそれだけ強いです。
逆に昨日のように円は関係者の一言であれだけの値動きを見せるほど不安定と思っていいでしょう。更にリスクとしてはギリシャの問題があります。ロシア、ウクライナ方面は停戦が決まりルーブルの価値が回復するなど情勢の変化がみられています。
先行きが読めない形になっているので様子見が必要ではないかと判断します。
注目のポイントは?
今日の米ドル/円なら、日本の経済指標である10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比]、10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [年率換算]の指標の発表があるのでここには注目のポイントでしょう。
それまでは昨日のような大きな出来事が無い限り押し合いの攻防になるのでないかと予測します。
日銀関係者の発言の真意が少しわかりかねますが、昨日の急激な円高にはさすがにビックリしてしまいました。日銀内にも緩和前から緩和の政策に反対している方はいらっしゃったのでその中の誰かなのでしょうね。
最初から反対していた人の意見を今更とは思うのですが何か思惑があったのかもしれませんね。その辺りの報道は全くないのが残念です。