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12/17 為替と今後の景気の動向 ルーブル暴落! 

景気の先行きと為替の動きはどうしても気になるところです。特にここ最近は上がり下がりを繰り返しているので非常に難しいです。ここで考えていきたいのはやはり円/ドルです。景気の動向となるとどうしても日本の景気を考えてしまいます。

日本の景気も世界の経済に大きく左右されることはご存知でしょうか?どこかの通貨が下落すると日本の円は高くなります。今日はその部分が前面に出た日だったのではないでしょうか。

ルーブル急落が止まるのかがポイント

24オプション

主要通貨の動向をと思ってたのですがやはり今日はルーブル暴落からでしょう。ルーブルの暴落はロシアの中銀が金利を緊急引き上げしたことによって止まったという見解が多いですが今日の117円代から115円代への円高はリスク回避が原因です。

今後もこういった可能性は起こりうるので注意が必要。未だに円がリスク回避で買われる。リスク回避のドル買いよりもリスク回避の円買いだったことに驚きをかくせません。

24オプション

※チャートは24オプションのものを使用しています

ルーブルの急落が止まれば年内はやはり徐々に円安。さらに株価が上がれば徐々に円安は非常に高い確率でおこるでしょう。年内は120円台近辺でウロウロなんていう未来予想図なのですが、ルーブルの動向次第な部分があり予測が非常に難しいです。画像の左端を見てもらえるとわかるのですが一時期円は115円代近くまで高くなっています。ルーブルもここまで円に影響するものなんだと実感させられますね。

それに今日は米連邦公開市場委員会(FOMC)声明やイエレン米連邦準備理事会(FRB)の会見もあるのでその結果も非常に重要です。発言次第では円安加速もあり得るのでチェックしておいて損はありません!

他の通貨の影響を受けやすい円

リスク回避で円とドルが買われることが非常に多いです。そこをしっかりと把握しておくとバイナリーオプションで有利に取引ができます。

情報は必ず力になるので持っておいて損になることはありません。どの通貨とのペアを狙うかしっかりと考えて取り引きをしましょう!

※この為替予測は個人的なものですので予測が外れることもあることを予めご了承ください。

景気と経済政策の関係:発表内容で動向を探る

知っておきたい経済政策とは

経済政策は「財政政策」「金融政策」「為替政策」の3つがあります。簡単に経済政策と言っても内容を紐解けば多くの情報を必要とします。簡単に説明すると、景気が良い時は気が緩まないように引き締めるような対策を行いつつ、長く景気が続くように調整することが求められる結果となり、景気が悪い時は負担を緩和するような対策を行いつつ、出来る限り短い期間で不景気を抜け出せるよう結果が求められます。

為替政策

為替政策は他国通貨にも影響を及ぼす為に「自分たちだけ良ければよい」ような勝手な都合の政策はできない為、発動のタイミングが非常に難しいです。国際協調の観点から見ても慎重に調整を重ねた上で為替政策を行うことになります。

財政政策

財政政策は減税・増税や公共投資など政府支出の増減によって行われます。景気が良い時の財政政策は緊縮的になります。政府の支出を削減したり、増税を検討したりします。「景気が良くなっているのだから増税」を、という理論上では可能なことでも現実的に先行きが確実じゃない以上、税率を変動させるようなことは非常に難しいとされます。逆に景気が悪い時は財政政策は緩和的になり、減税や政府出増を行うとされます。

金融政策

金融政策は日本銀行の資金供給量や金利の調整によって行われます。景気が良い時の金融政策は引き締められます。市中からの資金を吸収、政策金利を高めに誘導するような動きが見られます。具体的には金利の上昇、借り入れに歯止めをかけるような内容です。逆に景気が悪い時には市中へ資金を供給し、政策金利を低めに誘導するような動きが見られます。

日本中央銀行の金融政策:景気対応

景気が上昇しつつある時に放たれる金融政策、敏感とされる日銀(日本中央銀行)の対応ですが、これはインフレに対する予防措置と予測されます。「物価を安定させることで経済の健全な成長を促す」このような考え方で調整を図っている日銀と長く好景気を続けたい政府側の調整によって日本経済・景気が定められています。

景気動向指数:景気の方向性を示すDIと景気の勢いを示すCI

「先行指数」「一致指数」「遅行指数」

景気動向指数を定める選考指標は大きく分けて3つに分類されます。景気動向指数を定める指標は全て同じ期間で影響を及ぼすものではありません。景気に対して先んじて動くものを「先行指数」、景気とほぼ一致して動くものを「一致指数」、景気に対して遅れて動くものを「遅行指数」と定めています。

これら3つの指数をそれぞれDIとCIと呼ばれるものに表し、景気動向指数を算出していきます。

DIとは(ディフュージョン・インデックス)

DIとは景気の方向性を示すものです。簡単に言えば今の景気は上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのか、を知る為に存在するものです。

DIは採用指標の各月の値を3ヶ月前の値と比較して算出します。これが各月の3ヶ月前の値よりも上回っていた場合に(+1)とされ、下回ると(0)と算出します。現行の内閣府のDI一致指数では11本の経済指標を採用している為、11点満点の中で何点取れたか、これが数値(%)として表れます。9点だった場合の景気動向指数は9/11(81.8%)となる形です。

このDIでは上昇傾向か下降傾向か、その方向を正しく知ることは出来ますが、景気の質量・テンポ(勢い)を知ることは出来ません。あくまで現在向いている方向を知る為に存在している為、DIとは異なる「CI」を併用することで詳しく景気を紐解くことが出来ます。

CIとは(コンポジット・インデックス)

CIとは景気の勢いを示すものです。DIでは景気動向指数を定めている11の経済指標を0か1かだけを判断していたものを1つずつ詳しく前月比と比べたもので、比較した数値(+、-)によって質量を表しています。前月よりも-3%だった場合は更に前月よりも景気が悪くなっているものと判断できるイメージです。

CIを見ることで上昇・下降具合を詳しく知ることが出来る為、次の傾向までの幅を予測することが可能です。しかし、CIだけ見ていては各月の変動が激しい場合もあり参考に出来ない場合もあります。その為、DIとCIを併用することにより安定した記録を景気動向指数として定めています。

景気動向指数と景気に影響する経済指標の特性

景気動向指数とは?

景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって、 景気の現状把握及び将来予測に資するために作成された指標です。(ソース:内閣府)

基本的にこの景気動向指数を見ることで景気の予測や現状判断を行い、日本経済の方向性を予測する為に役立つ経済指標です。

景気動向指数研究会による決定

景気は、「上昇傾向の谷」「山」「下降傾向の谷」の3つに必ず分類される為、“今がどの時期を迎えるのか”を知ることが出来れば十分に先のことが予測出来る材料になります。ではこの「景気の谷と山」は誰が定めているのか、それは内閣府の有識者「景気動向指数研究会」が1年以上も経過したデータ上から景気の動向を探った結果として形とされます。

景気が影響を与える経済指標

経済指標の内容の中には、景気上昇局面における谷「好景気」には数値が通常時よりも効果が増えたり、逆に景気下降局面における谷「不景気」ならば効果が小さくなるものがあります。しかし、これが必ずしも景気と連動した上で同調するようなものではない為、一概に同じ影響を受けるように考えるのは危険です。

経済指標の中には景気の流れより早く数値に表れるものもあれば、遅く数値に表れるものもある為、景気循環を計測する上では注意しなければなりません。