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02/24 為替と今後の景気の動向 FRB議長の証言に要注目

米連邦準備制度理事会(FRB)の議長イエレン議長(2015年2月現在)の発言に注目が集まっています。1月は自国の景気の回復を上方修正し低インフレの長期化という周辺環境に懸念を示していたのですが、3月期ではどうなるのか、非常に注目が集まっています。

3月までは動きがなかったのは?

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もちろんこれは12月の段階で議長自身がそう発言していたからであって、こうなってくると利上げの現実性が見えてきます。ですが、穏健派、慎重派と言われている議長がインフレの緩和がどの程度まで進めば利上げが行われるのか、この辺りの発言に注目が集まるでしょう。

利上げ時期が示されてその時期が遠い場合はドル/円で1円単位での円高ももちろん考えられるので非常に注目があつまっています。

今日はドル/円中心で

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それまでは日経平均の動きを見ながらの押し合いとなりそうなドル/円なのですが、FRB議長の発言には注目。そうなると中心に考えるのはドル/円やドル/ユーロでしょう。利上げの時期が遅くなればなるほど、円高へ進む可能性が非常に高いので注意してみておきましょう。

ただし、何も自体が進展しない場合ももちろんあるのでその場合はチャートも小競り合い程度で終わるでしょう。

今日の為替予測

これまでの状況からみるのと、若干のインフレからの脱却を考えると動く可能性はやや低いとの予測もあるので情報はしっかりと見ておきましょう。もちろんルーブルの動きには再度警戒が必要で、ギリシャの発言にも注意です。見るべきものが多いのですが、それだけの世界情勢であると言えるでしょう。

02/23 為替と今後の景気の動向 ギリシャのリスクは緩和

ユーロの情勢で良いニュースと言えば20日にギリシャへの支援の延長を決定させてのですが、これが非常に妥協的であったと国内では不満が高まっているようです。ですがギリシャには支援延長を要請しないという選択肢はほぼなく、拒否する方法としては脱退といった形になるのが目に見えていたと言ってもいいでしょう。

ギリシャが妥協

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※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております

緊縮策を解く政策を行うにも資金は必要で、実際にギリシャは支援を受けなければ破綻してしまいます。新政権は政権を取るまではよかったのですが、それ以降は全く身動きがとれない状況だったと言ってもいいでしょう。1番のリスクがギリシャの脱退ということになります。

免責や、ドイツに対する第二次大戦時の補償請求など迷走していたかに見えたのですが、できる事を最大限にやって交渉の場に臨もうとしたのかもしれませんね。新政権は政権をとってみて実際に自国の力だけではどうにもならないと言うのを理解したのかもしれません。

これによって国民が不満を持っているようですが、資金がないと改革もできないというのは理解しておくべきでしょう。

ギリシャのリスクは緩和されたの?

ギリシャ自体のリスクはまだ残ってはいますが、今回の件で非常に緩和されたのではないかと考えます。ですが、情報はしっかりと持っておいたほうがいいでしょう。緩和はされましたがリスクを抱えていることには変わりません。

ルーブルが再び危機に

ニュースをご覧になられている方はご存知かもしれませんが、ロシア、ウクライナが停戦合意後にも関わらず戦闘継続、そしてウクライナ側のデモに爆発物と一向に落ち着く様子がありません。この自体を深刻に捉え、米そして欧州が追加の制裁をするとの話も出ています。

ルーブルの変動には以前注意が必要です。

今日の為替予測

ユーロはリスクが緩和されましたが様子見が続きそうです。ドル/円は日経平均の上げ幅がよかったのですが、市場はそこまで動かず予想の範囲内と言ったところです。今日は日銀・金融政策決定会合議事要旨の指標があるのでそれまでは119円代近辺での推移となりそうです。

ルーブルの動きには注意が必要なので、しっかりと情報を確認しておきましょう。更にはギリシャ政府の経済措置リストへの警戒感もあるのでやはり119円代近辺との見方が強いでしょう。

02/20 為替と今後の景気の動向 方向性が掴めないドル/円

新規失業保険申請件数が予想を下回る件数だったことで、利上げ観測が再び高まり119円代を回復したのですが、その後に119円代を割り込む動き。方向性がよめずに流れの掴めない相場が続いています。

対ユーロに注目

ドル/円は方向性を掴むのが非常に難しいので、指標の発表がある対ユーロで狙ってみるのがいいでしょう。

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※画像はYahoo!ファイナンスのものを使わせて頂いております

ギリシャの問題を抱えてはいますが、ドイツは強硬な姿勢を示していてはっきり言ってギリシャにはどうすることもできません。緊縮策をしないならしないで効果的な対案を出さなければ融資が受けれず国が潰れます。ギリシャ国民はその状況下で新しい大統領を選んだというのは非常に疑問です。ユーロから融資が受けられなければギリシャは崩壊するので道はある程度決められてしまっているのです。

動向を見守りつつギリシャが捨て身の攻勢に出ない限りユーロ圏からの離脱はまずないというのが大方の見方です。

ドル/円での狙い目は?

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狙い目という狙い目があまりないのですが、こういった時は日経平均の影響を特に受けやすいので注意して観察しておきましょう。

予測が難しいものになるかとは思いますが直近の経済指標は悪くないため、ドル高/円安に基本的進み、揉み合いをすると言う流れではないかと予測します。

大きなトレンドを狙うのならユーロとペアになるものを狙ったほうがいいでしょう。

02/19 為替と今後の景気の動向 昨日と一転利上げは期待薄

情報が錯綜していると言ってもいいのではないかと思います。それぐらいに円安と円高を繰り返す米ドル/円なのですが、昨日は長期金利引き上げは濃厚となって円安、そして今日の明け方は金利上げの期待が大きすぎ、期待外れの結果がでての円高です。こういった状況もあるという事を知っておかないといけませんね。

前日から状況が一変した理由は?

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※画像はYahoo!ファイナンスのものを利用させて頂いております

「FOMC議事録では利上げに関する前向きな内容ではなかった」これが1番の理由になります。つまりはゼロ金利の長期化。1月の会合で、「相当な期間」という文言が外されたとされていたので、長期金利の引き上げに期待が持たれていたのはこの部分が影響しているわけですね。

ですが実際に議事録が公開されると、内容としてはそうでもなかった。というわけです。期待でドル高になった分、その期待の大きさの分だけドルが安くなったようです。

日本の状況にも似ている

日銀の黒田総裁もそうなのですが、同じ発言を繰り返しつつあります。慎重にタイミングを測っていると言ってもいいのでしょうが、「金融緩和は今すぐに必要ない」と「必要なら躊躇なく調整する」が繰り返されています。

難しいのはこうなってくると先日「円安政策は失敗だった」と発言した日銀関係者の方の意見が浮いてくる、矛盾してくるところを見ると個人的な意見を述べただけなのかもしれません。ですがその不用意な個人的な意見で、政策自体を妨害したと考えるとその日銀関係者は組織に必要なのか?と疑問に思ってしまいます。

景気回復の方向性でいろんな意見があるのは当然ですが、進む道を決めたからには進む方向を揃えないと日本という国の為にはよくないのではないかと少し考えればわかります。

今日の為替予測!

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※画像はYahoo!ファイナンスのものを利用させて頂いております

今日は指標が多いのでチェックが大変かもしれません。早い時間なら円の1月貿易収支の結果に注目してみるのもいいでしょう。米市場、欧州市場での取引を狙うのなら1月景気先行指標総合指数、米2月フィラデルフィア連銀景況指数等があるのでそこには中もくです。動き自体の予測はギリシャの問題もあり長い目で予測するのは非常に困難になりそうなので、指標発表後のトレンドを「順張りで狙う」のがこういった相場ではいいのかもしれません。