疑念渦巻く中国経済、粉飾決算が噂されるのはどうして?
中国の経済指標にはイマイチ信憑性がないというのはずっと言われていましたが、もちろん国自体の問題もあり、今回はそれが一番大きな問題になるのではないでしょうか。特に考えられるのが国家ぐるみでの隠蔽、改竄だと言われています。
政治体制も合いまって国家に秘密が非常に多いのが中国です。そうなってくると出されたGDP等の指標が、粉飾されているのではないか?と疑いを持たれてしまうわけで、結果として秘密が多く良い結果を出さないといけないと地方の役人が粉飾をしてしまう。出世欲といってしまっていいのかはわかりませんが、そういった事柄も起きてしまっているようです。
国家体制が変わらなくては疑いは晴れない
この国家体制、姿勢では疑いはいつまで断っても晴れません。そうすると、折角上げようとした株価が信用を失い下落。そしてまた緩和と言った形で悪循環を繰り返してしまう。またいい指標が出た際も、本当にそれくらいの価値があるのかを、調べてから為替には影響があり、悪い結果だけが瞬時に反映されてしまう。ある意味泥沼にハマってしまっていると考えてもいいのかもしれません。
私的な意見となりますが、透明性のある国家体制に変わらない限りこの疑いは晴れることはないと言えるのではないでしょうか。粉飾決算や指標の改竄等が噂されるのは国家体制がよくない、もしくは運営が上手くいっていないと言えるでしょう。国の中枢機関が地方の事を把握出来ていないのか、知った上で粉飾しているのかはわからない所ですが、こういった所が疑いを持たれてしまうのかもしれませんね。
中国市場の大きさは想像以上
中国の市場の広大さは想像以上です。それに伴って経済の規模も非常に大きくなっています。現在話題のTPPも中国に対抗する為に行うと言っても過言ではないでしょう。ここで考えなくてはいけないのは、いくら経済が崩壊しかけていようと、粉飾決算を行っていようと、市場の規模が大きいと言う事です。そして土地だけでなく人口が多いのも強みです。
市場が大きいというのは強みですが、他国へ与える影響も、やはり大きくなってしまいます。以前中国株が続落した時の事は記憶に鮮明に残っていますが、影響力という意味ではアジアで非常に大きなものを持っていると考えるべきでしょう。
これからの動きにも注目
真実はどうなのかというのは、はっきりとは言えるものではないですが、様々な考え方、政治体制、景気が入り混じって経済を作っています。中国もその中の一部ではあることには間違いはありません。これからの動きを見守っていくべきでしょう。
まだまだこれから変動を見せるかもしれない中国経済には、要注目です。