為替レートの基本を知る:ドル・ユーロ
為替レートは通貨の需要と供給で変動する
商品の価値は需要と供給によって変動する為、売りたい物より買いたい人が多くいれば価値が上がり、売りたい物より買いたい人が少なければ価値は下がります。為替レートも商品と同じく、通貨に価値が定められていてその価値こそが通貨の価格ということになります。ドルやユーロを買いたい人が増えれば増える程に貨幣価値が上がる為、需給の変動こそがレートを定めていると認識下さい。
外国為替:ドル(ダラー)
ドルは世界で最も流通量がある通貨です。世界中で利用されている為、他通貨の相場にも大きく影響します。基本的にアメリカが管理しているドルは経済が破綻して紙くずになるようなリスクが他通過に比べてない為、世界中の人がドルに価値があると判断して多く取引・利用しています。
ドルは破綻のようなリスクはありませんが、世界基準の通貨と定められている為に他国の経済影響を受けることは避けられません。従って1年間を通して一番何かしらの影響を受けているのがドルという通貨であるという認識が必要です。
外国為替:ユーロ(EURO)
ドルに次いで世界で取引されている通貨がユーロです。ヨーロッパに属する17カ国が国の単一通貨として使用されている為、国内に留まらず、世界中の貿易で多く利用されています。
ドルに比べてユーロは多くの国が通貨として利用している為、経済が安定している国と債務が生じて不安定な国が一緒になってしまっている点で価値の変動がドルに比べて大きいのが特徴です。
実際に経済が破綻しそうな国がユーロ圏ではあり、これらの国がユーロの価値に影響を与える為、ユーロ圏全体で支えることが必要となり、その結果がユーロ通貨の信用を下げて価値を下げてしまうことがあります。