09/09為替と今後の景気動向 日経平均急落、強い中国の余波
中国経済の余波が非常に大きくなってしまっていますが、日本、もしくはアメリカ指標でいい結果をだしても中国国内の景気が良くなるとは思えませんし、投資家もそう考えるでしょう。実際に中国は前年とくらべて10兆円以上の外貨が減ったと発表しています。これは間違いなく海外の投資家の中国離れがあったと考える事も簡単です。
しかしながら中国は経済対策ではなく、オリンピックを、そして戦勝記念日に大きく資金を使ってしまっているのも事実なのでしょう。経済対策が少し後手になってしまっている中国経済でありますが、日本と同じ事は繰り返さない、つまりはバブルの崩壊は起こさないと言っていましたが、どうなるのかは見ておかなくてはいけませんね。
日本の株価も思わぬ影響で下がってきていますが、また株を買うチャンスかもしれないと考える事もできるのでしっかりとチャンスは伺ったほうがいいでしょう。株の場合はその会社が倒産しない限りは0になる事はないので凍結株にならないようにしっかりと考えておきましょう。
前日の日経平均の暴落は予想された
先日のG20の発表で、この展開はある程度予想された方も多かったのではないでしょうか。株価を狙う人も為替を狙う人も十分に取引ができた可能性があります。アメリカ、ヨーロッパ市場も十分に荒れる可能性もありましたし狙い目ではありましたが、少し怖い相場でもあったと言えるでしょう。
明らかな円高傾向というのもある意味仕方ありません。アベノミクスの効果を体感する前に中国からの影響を大きく受けたのは政府にとっても国にとっても影響は大きいかもしれませんね。
間違いなく大企業からではありますが、景気はいい方向へ向かっていたのは確かです。浸透が遅そいと考える人が出るのも当然です。原油安によりインフレ率こそ低下してしまいましたが、ある意味上手く行きそうだった矢先の中国株暴落に釣られて日本株も下落。経済の難しいところと言えるでしょう。
実体経済がしっかりとしていれば、しっかりと反発することも多いので日経平均をみつつ反発するかどうかを考えてみるのがいいのではないでしょうか。
今日の為替予測
中国のリスク回避が一服して円高傾向にあった為替も円安へ、なによりも日経平均の大幅反発は非常に大きな意味があるでしょう。実体経済がある程度しっかりしていると自然な反発は起こり得るものなのでしっかりと日経平均をみつつ取引をしていきましょう。
問題点を考えるとするのなら、ヨーロッパ、アメリカ市場が開場した時にこの流れが継続するかどうかではないかと考えます。予測も必要ですが、実際に動きを見て判断する事も十分に可能ではあるので、しっかりと確認しつつ取引をしてみましょう。