09/03為替と今後の景気動向 日経平均反発は重要度
円にとって日経平均の反発は非常に重要な円安要因になるでしょう。しかしながら、あまり大きな動きが感じられないこともあります。その場合に考えなくてはいけないのは、他国からの影響です。今年は非常に大きな影響を受けていると言っても過言ではありません。記憶に残っているのはギリシャショックです。大統領の交代など、危機的な状況が続いていた事も影響して、主にユーロそして港湾地域を買い取ろうとしていた中国への影響もありました。
そして一番記憶に新しいのが中国株価の影響です。3%から4%にも昇る下落を繰り返し引き起こし、さらには株価に直接政府が介入するという禁じ手を繰り出してきました。中国の市場には力がないというのを決定付けた一手だったと考えられます。
アジア諸国は中国の影響を受け株価が大きく下落。外部の影響力のすごさ。特に中国の凄さを実感したので
はないかと感じます。やはり人口そしていくら経済成長が落ちたとは言え大国には変わりないというのを改めて感じる出来事でした。
米ADP雇用統計の考え方は?
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
昨日発表された米指標のADP雇用統計は通常の雇用統計とどう違うのかを考えてみましょう。まず、ADP雇用統計は米国の大手給与計算アウトソーシング会社であるADP(Automatic Data Processing社)が算出・公表する雇用に関する指標である事を知っておかなくてはいけません。
国が発表するものではないので信頼度が高くないと言うよりも、後に発表される米雇用統計の先行指標として重要と考えられる事が多いです。考え方としては来る雇用統計に対する予想がしやすくなります。中長期のバイナリーオプション取引をするのなら雇用統計の2日前に発表される、米ADP雇用統計は非常に良い指標だと考えられますね。
今日の為替予測
日経平均の下げも一段落の可能性も。まだまだ予断を許すような状況ではありませんが、一安心といったところでしょうか。欧米の株価にも注意しならがら動きをみてみるのもいいかもしれませんね。
ドル/円の傾向としては円安の傾向はあるでしょうが、反発を繰り返しながらの円安となるのではないかと考えています。反発のタイミングをしっかりと見つつ取引をしていくのがいいでしょう。