09/01為替と今後の景気動向 指標発表に注視して取引を
日経平均株価の下落が惇著になっているのが今日の日本市場での株価の動きですが、どうしてこんな下げになっているのかが非常に分かり難くなっています。原因として挙げられているのが、8月の中国製造業PMIが3年ぶりの低水準となり、中国・上海株式は一時4%の下落。これを皮切りに日本株も下げ足を速め、ドル円はリスクオフの売りという形が想定され、中国の指標を原因としての下げと考えられています。
指標前の大きな株価の動きで市場も混乱傾向にあると言えるでしょう。
中国では逮捕者まで出たのに株価は下がる
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
株価を下げる事に関与したとしてつい先日、株価が下がるように導いたとして逮捕者が出ていたようですが、一人の記者が先物の偽りの情報を流して市場を混乱させた罪で囚われているそうです。AFPの記事で拝見したのですが「自供」という部分に注意が行きました。わざわざ「自供」という形で書かれていたのが印象的だと感じました。
一つの情報操作で、ここまで株価が混乱するか、情報発信をするのはひとつの雑誌だけではありません。そう考えるとこの記者に、そこまでの影響力があったのかは非常に興味深いところですね。しかしながら犯人が捕まったにも関わらず中国の株価は混乱していて、犯人逮捕の影響が全く感じられないのが状況を物語っているようです。
実態経済が伴っていないと考えられている中国ですが、株価の続落は、そちらが原因と考えたほうが現実的と考えたほうがいいのかもしれませんね。
今日の為替予測
本日は米の重要指標のひとつである、ISM製造業景況指数の発表がありますので、注意しておきましょう。狙い目とは考えられますが、早期の利上げへの期待は薄くなっているようにも感じます。しかしながら米経済は好調でもあるのでいい結果が出ればドル高傾向へと繋がりそうです。
重要な指標は狙い目でもあるのでしっかりと利益を得る事もできるかもしれません。結果次第な部分はありますが、予想などもあったりもするので興味のある方は指標の発表前にしっかりと見ておく事をおすすめします。