08/20為替と今後の景気動向 米指標は物足りない数字
昨日発表された米消費者物価指数(CPI)の数値はあまりいいものではありませんでした。それに伴い利上げの観測は弱まり、ドル安を起こしています。その影響もありドル/円は123円台にまで下落。期待値が高いだけに良くない数値が指標で出ると下げ幅も大きいのが今の米ドルの特徴と言えるかもしれませんね。
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
いい兆しがひとつでもあればそこまで下落することもないのですが、消費者物価指数(CPI)については全てがよくない数値と言うことでドルが売られたことになります。アジア圏でも爆発事件や事故が起こっており軒並み通貨価値が下がっているだけに反動として日本円が高くなってくる減少も見え隠れしているのがこれからの日本経済にとってどういった影響を与えていくのかは予測しておきたい所であると言えるでしょう。
アジア圏では株価の低下もみられる
昨日にあたっては爆発事故を起こしている中国の株価が非常に下がっていて、一時は2%もの下落があり、先日から停滞している株価の更なる低下につながっています。地力がある中国ですが、長期的な株価の買い支えとなるとダメージは大きく、通貨の価値を落とすばかりとなっています。この時期に爆発事故、更には神経系の有毒ガスが漏れだすというのはあまりに作為的に感じてしまうところが中国の闇の部分なのかもしれませんね。
日経平均への影響もあり円高傾向への要因ともなっているので、正確で落ち着いた対応が期待されます。経済指標についてはお盆明けに発表される重要なものは一端打ち止めといった形になり次回のドル重要指標は25日の米7月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]からとなります。それまでは株価と世界の動向に注目しておきましょう。
今日の為替予測
前日の下げ幅を考えると反発も十分に考えられますが、弱い反発になるのは必至です。ドル/円で円安傾向になるには株価が上がる、日経平均が活発に動く必要がありますが、現状は小康状態になっておりますが円高傾向は強いです。
前日の指標を日本市場では引っ張る傾向が強いのでこの流れはまず変わらないと判断していいでしょう。ですが常に流れは変わる可能性があるのでしっかりと状況判断をしなくてはなりません。日経平均、そして中国株など重要な情報を手に入れるようにしておきましょう。