08/12為替と今後の景気動向 中国懸念 日経平均値崩れ
暴落と言ってもいいほどの値崩れで一時400円超の株価下落を引き起こしました。何についての懸念なのかはやはりわかるもので中国への懸念だと考えられます。大きな懸念だと言えるのは、まだまだリスクだと考えられ始めた時期にこれだけの影響を株価に与えると言うことが非常に危うい事と言えるでしょう。
売られているのは輸出関係のものが多く、人民元切り下げの影響ではないかと言われています。先日も書かせて頂いたきましたが、現状で人民元の切り下げとなると考えられることは少なくなります。
現実的に考えて
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
中国の成長は限界を迎えているのではないかと考えられてしまうのが怖い所でもあります。中国は人的資源と地中の資源に恵まれていてその有利さを活かして発展してきたと言ってもいいでしょう。ここで終わってしまうと言うわけではありませんが、以前と同じような成長をと言うことは難しいと判断することもできます。そして切り下げが2日連続であったと言うことを考えると、かなり強引です。
リスクとして考えると大きすぎて想像はできません。非常に強引な手を使うほど国が切迫しているのかを考えておかなければいけません。注意して中国の動向は見守っておいたほうがリスクに対処はしやすくなります。
連日元を切り下げたのは、想定よりも効果が薄かったからとされています。景気対策と為替の対策は長い目でみなければいけません。即日で効果は望んだ中国はそこまで焦りがあるのでしょうか。
今日の為替予測
125円台をキープしていましたが、こればかりは円高傾向と考えるべきです。事情が事情というところもありますが、日本にとってやはり中国は対岸の火事では済まなくなります。とはいえ日本の企業の業績が上向きになってきているのも事実ではあるので、下値はそこまで深くはないのが現状ではないかと思います。
先の事を考えすぎてはいけませんが、中国のリスクがこれまで以上に大きくなっているかもしれません。怖いのは政治体制上どこまでが本当で、どこまでが嘘かを国が全部操作できてしまう所です。しかしながら中国株は外資系が暗躍しているといいますし、急激な転落になるとは考え難いです。様子見をしながら情報を集めていきましょう。