07/16為替と今後の景気の動向 米指標は好調 早期利上げは?
米指標が好調であればあるほど、早期利上げへの期待が強くなってくる所です。現在の米ドルはその期待があってのドル高であると言っても過言ではないでしょう。
そうはいっても、米の景気が上向きになっているのも事実です。米ドル高/円安のトレンドは現状はドル主導で行われていると思ってもいいとも言えます。もちろん日本の指標でも大きく動く可能性はありますが、やはり日本市場での経済指標の発表よりもトレーダーの数も多い米市場、ヨーロッパ市場での発表のほうが重要に感じます。そういった面からみて、米主導と感じても仕方ない面はあるのではないかと思います。
米指標の好調は好材料
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いています。
先日の発表された指標では全てが、予想を上回る形になり、大きくドルの価値が上がりました。中国、ギリシャと悪いニュースが続いていただけに米の指標の結果がよかったのは世界の経済にとってもいい情報だったと言えます。現状ではオーストラリアやスイス、そしてドイツ等景気がいい国もありますが、悪い国の情報ばかりが目立ちます。
トレーダーがリスクに敏感なので仕方ない面もありますが、こういった状況下での良いニュースと言うだけあって大きく米ドルの価値は上がりました。日本市場でもその流れを引継ぐ可能性は十分にあるので、前日のドル高、円安の流れは頭の中に入れておきたい所です。
今日の為替予測
本日もイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言があるのでそちらには要注目。そこまでの為替の流れも一言で逆方向に向く可能性も高いのでしっかりと発言には耳を傾けておきましょう。日本市場ではドル高/円安の流れをそのまま引き継ぐ形となる可能性があるので取引をするのなら狙い目とは考えられます。
しかしながら、反発の可能性も十分に考えられるのでしっかりとした取引をしつつ状況を見極める必要があります。日経平均も高値で推移していますので下値は固いと思われますが、要人発言等で流れはすぐに変わるので、あえてそこを狙って取引をしてみるのがいいのではないでしょうか。