07/14為替と今後の景気の動向 ギリシャはデフォルト回避?
デフォルトが回避されたと言われているのをTVのニュース等で良く見ます。そしてギリシャの市民が如何に苦しんでいるのかを放送する所が多く、日本との比較をする番組も多いようですが、根本が違います。
まずはギリシャに緊縮する気があまりに無いこと、借金を返す気が無いこと、そして未だに国家公務員が多い事が挙げられます。年金の額は働いていた時の9割と異様に高く、病院なども以前は無料で診断していた等様々な情報が錯綜しています。ギリシャのデフォルトは終わったのではありません。ただ先延ばしされただけです。
変わらないギリシャよりも中国に注視
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させていただいております。
ギリシャよりもやはり問題なのが中国の経済です。株価の下落では禁じ手の直接介入ばかりが目立ちましたがそのかいがあって先週比の5.8%高と好調に見えています。しかしながら考えておきたいのは全力で株に介入したにも関わらずこの上げ幅だけだったと考えると、危ないのではないかと言うことです。世界の金融界を騒がせたギリシャ、中国の問題は本当に解決するのでしょうか。
中国の市場調整機能は麻痺していると言えるのかもしれません。介入が大きすぎるのもありますが、空売りの禁止、そして買い支えを辞めた時にどの程度株価が落ちるのかが不安です。そして中国の株価下落は日本への影響が大きいことは、先の株価下落でわかりきっていることなのでしっかりと状況を把握しておきたい所です。
今日の為替予測
外部状況には未だに注意が必要だと考えておきましょう。中国バブルの崩壊が事実だとすればまだまだ予断は許さない状況ではありますが、日経平均も上がってきています。よって米ドル/円のトレンドは円安方向だと考えるべきでしょう。
中国株価、日経平均には要注意。しっかりと動きを見ながら取引をする事でリスクを事前に感じ取るようにしましょう。しかしながら、夜には米の重要指標、小売売上高と 小売売上高(除自動車)の発表があるので、そちらもチェックする形になります。情報が多くなるので難しい相場と考えるべきかもしれませんが狙い易いと言われれば、狙いやすいです。しっかりと動くポイントがあるのでそこで狙ってみるのがバイナリーオプションでの投資のポイントになるでしょう。