07/02 為替と今後の景気の動向 ギリシャ条件付き受け入れか
ギリシャが条件付きで受け入れるとのことですが、条件を付ける立場なのかどうかが問題ではないでしょうか。これに対してEUの返答が気になる部分ですが、こういった条件は通常期間内に出しているのではないでしょうか。ギリシャの条件を見てみても到底借り入れる側の要求ではない様に思えます。
デフォルトの回避は前提だとは思いますがこれでEU、ユーロ圏の国々は納得するのでしょうか?
国民投票の意味
はっきり言わせて頂くとユーロ圏からの離脱はギリシャからしても避けたいところですが、選挙の公約として反緊縮策をとらなければいけない以上現状になっていると考えられます。リスク回避の動きは収まりつつありますが、依然としてデフォルトの可能性は高くなっています。トレードを前提に考えると、いつ爆発してもおかしくない爆弾をみながらのトレードになるので、少し不安ではありますね。
バイナリーオプションで投資をするのなら短期のものでユーロの情勢に気を配りつつの投資になりそうです。さて、ギリシャでは国民投票が迫っていますが、ギリシャ国民はどういった答えを出すのか。緊縮策への反対からチプラス大統領を選出。ある意味チプラス大統領は公約を守っているわけです。この国民投票でNOを出された場合は、ギリシャデフォルトが確定的になってきます。
今日の為替予測
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております。
米利上げの期待、そして日経平均も高値に戻してきている所もあり円高要因はギリシャのデフォルト問題以外では薄く感じます。先日の日銀短観もよく円安の要因が多いです。特に米ドル/円では円安傾向が強いのではないでしょうか。
重要指標として本日は米の雇用統計と欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨があるので、ユーロも狙い目はあるとは言えるのですが、先日から続いているギリシャのデフォルト問題が強く予測するのは難しいのではないかと考えます。
重要指標の発表までは、調整をする投資家が多くなりそうな事もあり、日本市場での動きは大きくはならないでしょう。アメリカ市場、ユーロ市場に入ってからの動きに注目しておきましょう。