05/25 為替と今後の景気の動向 海外主要市場休場で動意鈍い
先週末の米指標は先月から続いていた流れを一転させていい方向に向きました。良い指標が出たにしては市場の動きは少し鈍くなっています。これはロンドン・NY市場が揃って休場が要因と言ってもいいでしょう。普段よりも動きが鈍いものになるとは感じられますが、それでもトレンドは出ています。
米インフレ率は上昇しているのか?
※画像はYAHOOファイナンスの物を利用させて頂いております。
米ドル/円は、間違いなくドル買いのトレンドが出ているのではないかと考えますが、主要市場が球場となり伸び悩む一日になりそうです。そのトレンドが出来ている要因は何なのか、まずはイエレン議長による金利正常化に向けた地ならし的な発言があったことが影響していると考えられます。
下値が固いのはここに影響されていると考えてもいいかもしれません。もう一つは指標が予想を上回ったことによりインフレ率は少し上昇しているのではないかと考えれることです。2つの事情が重なったことで下値が固くなりドル買いのトレンドが出来ているのではないかと推測できます。
ただし、お分かりのように非常に強いトレンドというわけではないので、ギリシャ方面でのトラブル、ウクライナの内戦等を考えると楽観はできないでしょう。
今日の為替予測
主要の市場が休場と言う事もあり、予想よりも静かな為替市場です。明日明後日と、重要指標の発表が続くので、今日はおとなしいかと思われた日本市場ですが、予想よりも週末の指標の結果が反映されていて、米ドル高/円安のトレンドが出来ています。
下値が株高にも支えられているので、小刻みに反転を繰り返すでしょうが、ドルが下がりすぎると言うこともないでしょう。ユーロ圏のギリシャやウクライナで突発的な問題が起きない限りは比較的安定した相場になるのではないかと考えられます。ポジション調整は後々考えられるので、その際は様子見と言った形をとりましょう。