04/30 為替と今後の景気の動向 米GDPは急減速
米GDPはやはり良くはない結果、予想以上の減速になりました。これがどう影響するのかはお分かりの方も多いと思いますが、ドル売りに繋がります。期待感は少し薄かったとは言え、それでも予想以上ののマイナスだったと考えていいでしょう。
これからの米ドルはどうなる?
「未だに強い米ドルのままなのか?」という疑問は沸きますが、それでも118円台後半から119円台での攻防になるのではないかと考えています。それは、この結果がある程度予想されていた事も理由にあるでしょう。近い経済指標はいい数字ではなかったの事もあり。大方この結果もあるはずと考えていたはずです。
このドル安の影響が一番あったのは円だったことも覚えておいたほうがいいでしょう。その結果、今現在ドルからの影響力を一番受けているのが円だと言えるのではないでしょうか。
ユーロ高は続くか?
ひとしきりユーロが上がれば米ドル、円に対するユーロ高は収まるでしょう。この先のユーロは、外的要因だけでなくユーロの指標が重要。最近は復調気配のあるユーロなので、このユーロ高は必然と考えることができます。
ギリシャのリスクも落ち着きつつあり景気回復が加速する可能性は大いにあります。これらを考えてユーロの値動きも今後もっと激しくなるのではないかと言うのが展望です。
今日の為替予測
全面円高の可能性も否定できません。ドルのリスクが大きくなり円が買われる可能性が高いでしょう。また日経平均も20,000円台を下回り、今後の円高トレンドの可能性も考えられます。日銀の緩和見送りがあったので下値が強いという考え方はそろそろ終わりが来るかもしれませんね。ですが、それでも最終的に大きなトレンドとしては円安です。今日明日までは若干の円高の傾向はあるでしょう。
その中で反発やトレンドの流れに乗った取引をしていくことが大事です。