04/23 為替と今後の景気の動向 120円を挟んで睨み合い?
米長期金利10年積の金利の上昇をうけて120円近辺まで昨日の米ドル/円は回復しました。日本市場では119円台前半だっただけに、やはりドルの影響力は強いなと感じます。ですがここから先は120円台の後半まで行くのかと考えるとそこまで強いと言うわけではないでしょう。
来週に控えた重要指標
一番の理由として、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えているからです。ここでリスクを冒す投資家は少ないと考えられます。FOMCが来週に控えている以上は慎重にならざる得ない状況と言っていいでしょう。それでもプラス要因が重なればドル高/円安に進むかとは思いますが、大きな動きがあるかと考えると要人発言などによりますが、可能性は低いのではないかと考えます。
考えておきたいのは今回は米の好景気が影響して長期金利が上がったわけではないと言うことです。ギリシャの問題がひとまず一段落したと考えられたのが影響したのではないかと考えられます。外部の影響で上昇したものは、外部の影響で下がりやすくもあるので、注意してチャートを観測しておきましょう。
今日の為替予測
※チャート画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いております
今日の米ドル/円は揉み合いが続き難しい相場となりそうです。金利が上がった影響もあり大きくみればドル高/円安のトレンドだとは思いますが、少しお話した通り来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を見越して大きな動きは少ないと考えられます。
日経平均も高く推移していて大きく下がる要素も少なくなっているので、120円を挟んだ揉み合いという形になりそうです。相場としては非常に難しいので大きく流れ(トレンド)が出た時以外は、短期取引が多いバイナリーオプションでも様子見に徹したほうがいいでしょう。要人の発言に注意しつつ流れを捉えるのが重要な一日になりそうです。