04/02 為替と今後の景気の動向 ドル/円の上値は重い
重要指標発表前ということもあり、様子見と言うこともあるでしょうが、何よりも上値が重く感じます。増税決定など消費に対するマイナスな面が発表され、その後に追加緩和を示唆する発言もあり119円台を保ってはいますが、もし120円台で安定するのならば今日の指標次第と言ったところでしょう。
日経平均は回復傾向
※画像はYAHOOファイナンスのものを利用させて頂いています。
連日下げ幅が大きかった日経平均も今日は比較的回復傾向。もちろん午後の相場で変わることもありますし、本日の指標次第では明日の相場の下げ幅も大きくなる可能性もあります。
119円台から上値が重い状態ではありますが、昨日の浮き沈みの激しい相場よりも安定し指標発表まではもみ合いをしつつ状況次第でリスク回避の動きがありそうです。
早期の利上げこそ薄くなってきてはいますが、今日の指標でもあるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言は要注目で、更に翌日には米 非農業部門雇用者数変化 [前月比]と3月失業率が発表されます。イエレン議長の発言次第では、流れを引きずる事になるでしょう。
今日の為替予測
注目度が高いのは上記でも少しお話したイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言です。利上げに関する話題には要注意で、特に時期の明言があるかどうか、景気観測等は直接ドル/円の相場にも関わってくるでしょう。米ゴールドマン・サックスのエコノミストの中には「金融政策の引き締めが必要となる時期は、年内のかなり遅い時期、もしくは来年の早い段階になるというのが私の見方だ」との予測もあり注目しておいて損はないでしょう。
ちなみにゴールドマン・サックスとしては利上げ時期を9月と予測しているので、どの辺りまでが本当なのかは少し考えておいたほうが良さそうですね。
利上げが一旦決まれば、利上げ後アメリカは「金利高・為替高・株式高」という形になるのではないかと言われています。ドルが買われると必然的に円安。つまりは利上げがいつになるかがイエレン議長発言で最も重要になるワードです!