03/30 為替と今後の景気の動向 デフレからインフレへ備える
今日の指標は米2月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]があるのでそれまでは様子見の展開が続くのではないかと考えます。イエメンの中東やウクライナ、そしてギリシャと突発的な動きがありそうな地域と通貨はありますし、そこにドル/円も影響がありそうですが、頭の片隅に入れておくくらいしか対応ができません。大きなリスクを避けるなら今のうちにリスク回避をしておくべきでしょう。
デフレからインフレへ投資も備える必要がある
景気については投資もそろそろデフレからインフレへ備えるべきかもしれません。現在日本は、急激な円安によっておこるコストプッシュインフレという状況になりつつあります。円安によって輸入商品の価格上昇からインフレーションがおきるのがこの状況なのです。
一方、日本政府が最終的に期待しているのは需要(ディマンド)が引っ張って物価を上げていく「ディマンドプル・インフレ」なのではないでしょうか。どちらもインフレには代わりはありませんが、発生原因が違います。
私たち日本人は、インフレやデフレを良い、悪いで捉えてしまいがちですが、コストプッシュインフレが悪いのかというとそうでもありません。コストプッシュ・インフレは、住宅等の資産価値が上昇する可能性や給与の上昇が期待できますし、金利の低い時に固定金利でローンを組んでいた人には有利に働きます。
物価が上がった事が影響してインフレと言われていますが、物価が上がた=インフレではなく、物価が上がる原因のことをインフレと扱います。そして大事なのはその部分です。デフレだった時とは投資の仕方も変わってくると思うので注意しましょう。
今日の為替予測
※画像はYAHOOファイナンスのものを使わせて頂いています。
ドル/円だと118円台から119円台でのもみ合いが続き、2月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]前後までそれが続きそうです。重要指標の発表前の日本市場ではよくあることですが、イエメンやウクライナ情勢を考えると油断はしないようにしたいですね。
個人消費支出の結果次第では大きな変動もありそうです。個人消費支出が予想よりも大きく上回る場合はアメリカ景気が更に良好になったと考えられ、利上げの観測も強まりドル高円安になる可能性がありえます。逆も考えられるのでしっかりと情報を頭に入れて指標を待つのが良さそうです。急激な動きの場合はバイナリーオプションで非常に狙いやすいので狙ってみるのもいいでしょう!