03/25 為替と今後の景気の動向 ドル/円 続く動意薄
東京市場では動意薄の状態が続いていて、119円の後半から120円での攻防になっていますが、今後のことを考えるとやはり動くポイントが見当たりません。こういった市場の流れ場合は要人の発言で小さなトレンドが頻発する可能性があるので、そこでの投資を考えている方は注意しておきましょう。
前日は指標前に119.60を割り込む
※画像はYAHOOファイナンスのものを使用させて頂いてます。
下値と思われた119.60は夕方過ぎに割り込んでしまいました。昨日発表されたCPIは前年比で+1.7%と前月の+1.6%からやや上昇。概ね想定内でしたが、早期利上げの思惑から慎重になり若干の円高傾向にあったドル/円が反発しました。これは安心感から来たものと考えることが出来ます。
早期利上げはそれだけ重要なイベントで、これからのアメリカの重要な指標では常に利上げの時期が遅れることに対する警戒感が高まる可能性が高いです。
今後発表が予定されている米指標で重要度が高いものは、27日に発表される「10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)」です。警戒感から発表前に米ドル売りの流れになる可能性が十分にあります。更に日本の経済指標の「2月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]」「 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) [前年同月比]」も27日の発表なので大きく相場が動く要素が多いです。
今日のポイントは?
動意薄という言葉が示している通り動きを予測する要素自体はありますが、これと言ったものがありません。要人の発言と日経平均株価に注目をしておきましょう。動く要素が少ないので小幅な動きを繰り返すのが日本市場での取引となりそうです。前日からの流れを見るとややドル売りが優勢になりそうですが、大きく動くのではなく押し合いながらのドル安になりそうなので、投資に出るには少し弱い相場です。
無理にポジションを取るよりも流れがしっかりと出るまで様子見をするのがいい相場が続きそうです。
本日は指標の発表もないので、日経平均の値動きを見つつの取引が中心になり、その都度予測をする形になりそうですが前日からの流れとして、ドル売りで円高傾向の流れは継続しそうです。弱いものなのであまりオススメはできません。バイナリーオプションでの投資を考えると本日は様子見をしつつ強い流れが出た時だけ流れに沿った取引をする。この形が基本になりそうです。