03/23 為替と今後の景気の動向 ドル/円は上値重たい
ドル/円の上値は非常に重たいと考えていいでしょう。FRBによる金利の引き上げがずれ込むと考えられているからです。ドル側の原因だからこそ非常に上値が重たく、120円台でのもみ合いになっています。更に追い打ちになっているのが、米長期金利の低下です。悪条件が揃ってしまって一時は119円台にまで円高が進んでいます。流れからしてもこれからも少し円高傾向が続きそうです。
要人の発言も影響
119円台が下値とは見られているので、ここからの円安への移行も考えられるのですが、アトランタ地区連銀のロックハート総裁の「現在のドル高による米国の輸出と成長への影響から、ドルに対する懸念が高まった」との発言の影響を引きづった形になります。
米経済も日本と同様にインフレという目標を上げていますが、ドル高ということになるとインフレが鈍化する傾向があります。だからこそドルが弱くなってしまっているわけです。
ドル高が継続するのか?
ドル高がこのまま継続するのか?と考えるとそうはならないと判断しています。インフレを目標にしている米国が手を打たないと言ったことは考え難いのが理由にあります。日経平均も未だに高値で推移しているので下値は119円近辺とも考えられていますが、119円から120円までのもみ合いが続きそうです。動意がなければ尚更もみ合いでしょう。心配なのはこのままドル高が継続する流れなのですが、一時的なものと考えられていて継続的なものとは言い辛いです。
今日の為替予測
119円台から120円台でのもみ合いになり若干のドル高傾向の為替、それが今日のドル/円の為替予測です。6月開催のFOMC会合で利上げを決定する可能性は大きく低下していますが、ドル高も一服する頃合いも近くありそうです。基本的にはもみ合いと考えてもいいので、突発的なドル高が発生した時だけ投資をするというのがバイナリーオプションでの投資の仕方になるでしょう。23時頃には米2月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]の発表もあるので予想を上回れば一時円安のトレンドが発生するでしょう。逆にわるければ円高が加速する恐れがあるので少し注意してみておきましょう。
悪い指標が連続すると動き自体も大きくなる傾向があるので発生したトレンドが大きくなる可能性があります。円高になる流れには注意が必要ですが、そこが今日の注目ポイントです!