01/23為替と今後の景気の動向 欧州、量的緩和でユーロ売り
ECBが初の量的緩和をするのではないかというの予想は非常に多かったのですが、予想よりも遥かに大きな量的緩和だったのではないでしょうか。だからこそしばらくはユーロ売りという流れが続くというのが今回の大きな動きでしょう。
ECBが量的緩和に踏み切るのはどうして?
※画像はYAHOOファイナンスのものを使わせて頂いていおります
ユーロ圏内ではこれ以上原油安によるデフレの危険性を見過ごせないと考えたのではないかと思います。ただし、注意して観察を続ける必要があります。理由としては日本やアメリカと違い、ユーロは19カ国が集まる集合体であることです。
これまで量的緩和に踏み切ってこなかったのは景気も経済状況も違う19カ国に向けて量的緩和をしてどれほどの効果があるのか前例が無かったからではないかと思います。
前例が無いと言うリスクを取ってでも量的緩和に踏み切ったのはそれだけ原油安の影響が強く物価の価値があがらずデフレになる観測が高かったからだと言えるでしょう。
売り傾向はしばらく続く
※画像はYAHOOのものを使わせて頂いております
月に円にすると8兆円規模の量的緩和をするとのことでこれによりユーロ売りの状況がしばらくは続くと予測できます。ですが実際にどれほどのものなのか、効果がどれほどあるのかは国家のの集合体ということで未知数です。
更にギリシャのリスクを抱えたままの量的緩和というのは果たして上手くいくのかというのは見ものではないかと考えます。
この政策の成否によってはユーロ解体という現象も起こりうるので動向をしっかりと見ておくべきです。それでもユーロ売りがトレンドになるのはほぼ間違いないでしょう。
※この為替予測は個人的なものですので予測が外れることもあることを予めご了承ください。