01/08為替と今後の景気の動向 株価の回復で円安傾向
日経平均で株価が17,000円代に復帰していますがそれに伴い1ドル120円がまた見えてきているのが現状です。株価と為替が連動しているという経済の仕組みがわかりやすい形になっています。今後の動きは?となると比較的難しい状況が続くのではないかと思うのですが、注目する点はいくつかあるのでそちらも気にしていきましょう。
現状周りの環境次第
今後のドル円を見る上で同時に見ておきたいのは株価です。日経平均だけでなく、欧米、欧州の物も一緒にみておきましょう。
※画像はYAHOOファイナンスのものを使わせて頂いております。
株高は想定内という意見が多いので円高からの戻しが遅くなっているという見方もあるのですが、やはり問題としてはギリシャや原油安などのリスクが残されているためと見るのがいいのではないでしょうか。
欧米の株高を受けての日経平均の株高は良い印象なのですが、原油安が一休みしているのも大きいですね。しかし、注目したいのは欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測の強まりです。ここで考えられるのは円安傾向に為替は進むのではないかということでしょう。
緩和の内容によっては非常に大きい波になるでしょう。ECBの動向に注目です。
場合によっては1バレル20ドルになる原油価格
はっきり言って1バレル100ドルというのが異常だっただけであって、適正価格はどこなのかという話になります。原油安の影響で今の円安が偶然助かっているという見方もありますが、ドルで取引される原油は米国の金融政策と表裏一体の動きを見せるという分析もあるようです。リーマン・ショック以降のアメリカの政策から、原油価格が下がるというのはある程度予測できることでもあったと言うことですね。
となると、日本のここまでの円安政策も原油価格が下がるのを見越していたと言う可能性も出てきます。もしそういった目を持っている人が安部総理の側近にいるのなら、日本の経済も回復に向かうでしょう。円安と原油価格下落のタイミングが、偶然ではなかったことを祈るばかりです。
※この為替予測は個人的なものですので予測が外れることもあることを予めご了承ください。