日経平均が暴落した理由!中国経済の原因以外に隠された憶測
日経平均暴落 アベノミクスは大丈夫?
5月23日(木)民主党の経済政策が実施されて連日上がっていた日経平均が暴落し、歴史的な日になった。
私も当日は株取引を行っていたが、株価が急落するのを目の当たりにしては急いで持ち株を売り払った。資金の2割を溶かしたといえばそれが如何に大きな影響を与えたかお分かり頂けるだろう。
今回の日経平均暴落は中国経済の崩壊が懸念された上での影響と予測している人をチラホラ見かけるが実際はどうだろうか。連日上がっていた日経平均を見て違和感を感じた人はいなかっただろうか?私はこの一週間の上昇株を見てある違和感を覚えた。
それは、知らない企業が上昇率の上位ランキングを占めていることが多くあったことだ。これまで一度も見たことがない会社の株が上昇する場合は仕手などを疑うが別の違和感がそこにはあった。仮に「今買えばなんでも上がる。なら安いうちに大量に買っておきたい。」そんな心理に大勢の利用者が思っていたらどうだろう。特に今年はガンホーを筆頭に多くの安い株が何倍にも株価を上げており、第2のガンホーを掴むべく躍起になっている雰囲気が漂っていた。それを示すかのように、急に連日ストップ高を記録していた銘柄が多くあったでしょう。
今回、お話したいのはここだ。ずっと上がり続けるものなんて存在しない。銘柄で言えばそれは理解もたやすいが、アベノミクス効果で連日上がっていた日経平均には保有株以上に安心していた部分はありませんでしたか?実際に上がり続けていれば問題はありませんが、下がるタイミングでは一気にこれまでの上昇分を調整するような暴落が起きえる可能性は否定出来なかったはずです。
実際に私も近々危ういと思っていましたが、それでも買えば上がり続ける株価、そして日経平均に安心していました。暴落のきっかけは何にせよ、それだけ安全の夢を見て多くの人が異常に株を買っていたと考えていいでしょう。下がっていく株価を見て不安を覚え、ようやく夢から覚めた形が昨日の“歴史的な暴落の日”と認識しています。
そして昨日を境に今後これまでと同じように上昇していくのか…それは誰にも分かりません。しかし、皆さんの頭には昨日の出来事が記憶に刻まれたはずです。株価の暴落のリスク回避を少しでも考えるならば1日でも早く具体策を挙げることが有効とは考えられないでしょうか。